ホームインスペクションは原則として設計図書に従って判断しますが、図書が完備されていない場合には、
①建築基準法・同法施行令
②建設省および国土交通省告示
③住宅金融支援機構監修の各仕様書
④使用部材の各メーカーマニュアル
⑤不動産取引関連法令
⑥公共住宅建設工事共通仕様書、建築工事標準仕様書・同解説
に従って判断します。
■所要時間
一般の住宅で120分程度
■機材を使った診断項目
・レベルレーザーによる床や壁の施工精度の測定
・コンクリートハンマーによる基礎コンクリート強度の測定
・含水率計による木材含水率の測定
・ウォールスキャナーによる基礎内部の鉄筋の測定
・赤外線サーモグラフィによる断熱性能・雨漏れの診断
■目視による診断項目
・建具、家具の開閉調整と施工精度
・サッシ、シャッターの施工精度
・戸当たりの有無
・床鳴り
・三和土などのタイルの浮き
・床下内部(断熱材・配管・換気口・基礎等)
・天井裏(断熱材・小屋組み・雨漏れ等)
・スイッチと照明器具・換気扇等の確認(通電されている場合のみ)
・水道関係、流れの確認(水道が使用できる場合のみ)
・その他設備の点検
・クロス等内装材の仕上げ(浮き・はがれ・汚れなど)
・外回り(基礎クラックの確認や壁・屋根の施工精度)
・境界杭の確認
・外構工事部分(塀・擁壁・フェンスなど)
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建物の床や壁の傾きを調べる測定レーザー機器
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建物の床や壁の傾きを調べる測定レーザー機器
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コンクリート強度を計測する非破壊機器
コンクリートテストハンマーN-6501 -
建物の床や壁の傾きを調べる測定レーザー機器
シュミットテストハンマーN型 -
木材の水分計(含水率計 電気抵抗式)
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コンクリート内の鉄筋間隔を計測する非破壊機器
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温度分布を計測する赤外線サーモグラフィ
フリアーシステムズ FLIR i3
売買契約後に検査を行い、不具合などがあれば引渡しまでの間に売主さんに手直しをしてもらいます(できれば売買契約前の検査が理想ですが、取引上、難しい場合があります)。
入居後に検査を行い、不具合を発見して手直しをしてもらったケースもあります。
また、売買契約が終わった後や建物の引き渡しを受けた後などでも可能ですが、「この家を購入したい!」と考えた、そのときがホームインスペクションのベストタイミングです。
理想は、このタイミングでできればベストです。
住宅の購入意思がかたまったら、仲介業者様が用意してくれる「買付申込書」に購入価格などの条件を記入して売主様に提示します。その中に「売買契約前にホームインスペクションを実施し、重大な瑕疵(かし・隠れた欠陥)がないこと」という条件を入れて打診します。
住宅の購入意思がかたまったら、仲介業者様が用意してくれる「買付申込書」に購入価格などの条件を記入して売主様に提示します。その中に「売買契約前にホームインスペクションを実施し、重大な瑕疵(かし・隠れた欠陥)がないこと」という条件を入れて打診します。
※売買契約前にホームインスペクションをするメリット
どのような結果が出るにしても、十分にその住宅のことを理解した上で購入することができますので、納得ができ安心です。後日、重大な瑕疵を発見して、売主様とトラブルになることを防ぐことができます。
また、購入後にどれくらいリフォーム費用やメンテナンス費用がかかるのか、目安を知ることもできます。
※売買契約前にホームインスペクションをするデメリット
売主様がお住まいになっている場合は、家具の重量や配置によって、正確な住宅診断ができないこともあります。レーザー機器を使用した傾きの測定では、ミリ単位で数値が違ってしまうこともあります。
※売買契約前にホームインスペクションをしなかった場合
万一契約後に何らかの軽微な瑕疵や故障・補修箇所が見つかった場合でも、売買金額を変更することはできません。
それらを修復するための思わぬ費用がかかることもあります。
重大な瑕疵が見つかった場合は、売主様にその解決を交渉する手間と時間と精神的余裕が必要になります。
売主様のご了解があれば、どのタイミングでも結構です。
売買契約締結後にホームインスペクションをする場合は、買主様の住宅ローンの融資承認が出た後におこなうのが一般的です。
売主様がお住まいになっている場合は、家具の重量や配置によって、正確な住宅診断ができないこともあるので、できれば売主様がお引越しされた後、空家の状態でご依頼いただくのがよいでしょう。
※売買契約後にホームインスペクションをする場合の注意点
通常売買契約書には、「売主の瑕疵担保責任」=隠れた欠陥について、売主がどれだけ責任を負ってくれるかが書かれています。(売主は責任を負わないとする条文も有効です。)
万一、売主が責任を負わなければならないような瑕疵(かし・隠れた欠陥)が発見された場合、修復に時間がかかることも考えられます。
売主様がお住まいの状態でホームインスペクションをする場合は、売主様にもその場に2時間程度立ち会っていただくことになります。また事前にホームインスペクションについてご理解をいただいておく必要があります。弊社では、簡単な説明用Q&A集をご用意しております。
※引渡・ご入居後にホームインスペクションをするメリット
所有権が買主様に移転していますので、いつでも納得できるまでホームインスペクションをすることができます。家具が入る前であれば、レーザーによる傾きの測定も比較的正確な数値を出すことができます。
※引渡・ご入居後にホームインスペクションをするデメリット
万一重大な瑕疵(かし・隠れた欠陥)が発見された場合、入居についてそれが支障になれば、売主様との調整(売主様に立ち会っていただくことが原則です)に時間が必要となります。
それまでわからなかった箇所について、補修費用が発生することがあります。
ホームインスペクションに関するどんなことでもお答えいたします。メールフォームにご住所・お名前・電話番号またはメールアドレスをご記入ください。備考欄に、現在の状況をご記入いただけますと、その後の相談がスムーズになります。
ホームインスペクションに関するご来社によるご相談は、初回1時間まで無料となっております。どのようなことでも納得のゆくまでご相談ください。
ホームインスペクションをおこなう住宅の床面積や所在地・ご依頼内容によって、お見積書を作成いたします。
ホームインスペクションに関するどんなことでもお答えいたします。メールフォームにご住所・お名前・電話番号またはメールアドレスをご記入ください。備考欄に、現在の状況をご記入いただけますと、その後の相談がスムーズになります。
お申し込みをいただいた業務のキャンセルには、次の通りキャンセル料が必要になります。
業務実施予定日の2日前までのキャンセル | 無料 |
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業務実施予定日の前日のキャンセル | 料金の1/3相当額 |
業務実施予定日当日のキャンセル | 料金の1/2相当額 |
なお、キャンセルのご連絡は、電話(留守番電話を含む)または訪問により直接伝えるものとし電子メール・FAXの手段は含みません。
当日は弊社ホームインスペクター(業務内容によって1~3名)が現地に伺い、診断をいたします。
診断結果は、報告書としてメールまたはFAXで送信できる場合は、原則遅くとも翌日までにお送りします。報告書本書は、業務保証書とともに追って郵送いたします。
報告書本書の郵送とともに請求書を同封いたしますので、代金をお振り込みください。
その後10年間にわたり、診断した住宅に何か問題があった場合、無料にてご相談に応じています。